最近は投資が簡単になり優良な投資信託が増えてきたので、インデックス投資をしている方も多いでしょう。
老後までに何千万貯めて生活費の足しにするとか、豊かな生活のために積み立ててますとか、人それぞれ目的があると思います。
僕は老後のためにインデックス投資を始めたよ。30年以上少しずつ積み立てて老後は安泰だ。
いいことだね。
でも定年後にどうやって資産を取り崩していくの?
え?定年したその年に積み立ててきた資産を全部売って現金に換えて生活費にするよ。
それはもったいない!!
積み上げてきた時間も長いけど、定年後の時間も有効活用しないと。
少しずつ取り崩すことで資産が長く持つようになるよ。
インデックス投資の出口戦略を考えたことがありますか?
そう、将来の出口戦略です。
出口戦略? 何それ?
と思った方はやばいのでいざその時がきたら困らないように考えておくようにしましょう。
インデックス投資出口戦略のキーワードは4%ルールです。
4%ルールとは何か、なぜ4%ルールがいいのかを解説していきます。
インデックス投資の出口戦略、覚えておこう4%ルール
何のために投資しているか・・・いずれ使うため
インデックス投資で毎月積み立てている方も、長期投資している方は何のために投資しているのでしょうか。
短期でトレードしている方などは生活費を稼ぐとか、お小遣いのためとか、目的があるかもしれませんが、長期投資はどうでしょうか。
多くの人は将来のため、老後のため、早期リタイヤのためとかぼんやりとした目的があると思います。
でも結局、今使うわけではないけど、将来使うために貯めているのです。
ならば結局のところいつか投資分を取り崩すことになるので、その戦略を考えないといけないのです。
増やすことだけに目が行きがちですが、このどう取り崩すかの出口戦略がいずれ大事になった来るのです。
せっかく貯めたお金、なるべく長く働かせたい
いざリタイヤの時期になって、貯めておいた投資信託やETFをどうしようとなったときに、まさか投資したものを全部売却して現金にして・・・
とか考えていませんよね?
「投資した額より増えてるからいいじゃん! 老後のために貯めてきたんだよ!」
とか言わないでください。 そんなことをしたら絶対だめです。
せっかく投資して増えた資産なんだから、なるべく長くそのお金に働いてもらった方がいいですよ。
そのために4%ルールを適用しましょう。
インデックス投資の出口戦略、4%ルールとは
いよいよ本題に入りますが、4%ルールの適用方法を解説します。
4%ルールとは毎年の投資資産の4%を取り崩す!
これだけです。
例えば3000万円の資産があるのであれば、120万円取り崩し、翌年の資産が2900万円なら116万円取り崩せばいいのです。
「毎年4%取り崩したらなくなっちゃうよ・・・」
「年々取り崩しできる金額が減っていってしまうじゃないか・・・」
と思った方、心配いりません!
取り崩して残った資産にも働いてもらうので、思ったよりも長い時間資産を保っておけるはずですよ。
仮に残り資産の利回りが4%ならなんと全くお金が減らないことになります。
必ずしも減らないとは言えないですが、過去の株式の利回りを考えると、4%は非現実的な数字ではありません。
3000万円の資産の場合、毎年120万円ですから月10万円となり年金もあわせれば、まあまあ余裕のある生活ができるのではないでしょうか。
資産の取り崩しはシミュレーションできます
4%ルールがイメージわかないという方は、簡単にシミュレーションできますので試してみてください。
Excelなどでも簡単にできますが、計算してくれるサイトもあります。
「毎月使う」を選択して、今あるお金、運用利回り(4%)、引き出し期間を入れると毎月いくら使えるかを計算してくれます。
取り崩し時の税金には注意しましょう
インデックス投資の出口戦略としての4%ルールは簡単です。
でも注意点はあります。
取り崩し時に当然税金がかかってきますので計算に入れておきましょう。
この場合に限りませんが、投資信託や株の運用益には20%の税金がかかります。
運用益に対してなので、資産の20%というわけではないですが、運用益が大きい方は税金もばかにならないのでご注意ください。
今から知っておこう インデックス投資 老後の出口戦略 ~4%ルール~|まとめ
インデックス投資の出口戦略を考えるうえで参考になれば幸いです。
まだまだ先と思うかもしれませんが、備えておくことは早いに越したことはありません。
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