子どものネット銀行開設でご紹介した楽天銀行のサイトにこのような記事がありましたので、紹介と子どもの教育費の貯め方について考え方をシェアしたいと思います。
高校卒業までに1600万円??
文部科学省の子供の学習費用調査(平成24年度)によると、幼稚園から高校までの総費用はすべて公立に通った場合でも約500万円、すべて私立に通った場合は1600万円もの費用が掛かるとのこと。
すべて私立の場合という条件ですがなんと1600万円!
そ、そんなにかかるの? そんなお金ない・・・。
確かにこれだけのお金となると準備するのは大変ですよね・・・。
どうやって準備するか考えてみよう。
どうやって学費を準備する?
コツコツ貯金で費用を準備
幼稚園から高校まですべて公立に通った場合は500万円かかるとのことです。では500万円を毎月貯金で貯めたら毎月どのくらい必要なのでしょうか。中学卒業まで(16年)、高校卒業まで(19年)と仮定してそれぞれの期間で考えると
500万円ためるには・・・
16年間で毎月約26000円、
19年間では毎月約22000円
となります。
多いか少ないかは人それぞれかもしれませんが、毎月、しかも教育費のみの用途と考えるとかなり高いのではないかと思います。
これが1600万円となると、
16年間で毎月約83000円、
19年間では毎月約70000円
となります。
普通では貯金できないような額になってしまいます・・・。
もっと効率的な方法はないのか?
毎月積立投資をしよう
毎月これだけの金額は辛いという方も多いと思いますので、もう少し効率的な方法を使いたいと思います。
毎月決まった額を積立投資することです。
リスクの高い投資をするわけではなく、株価などの指数に連動するインデックスに長期投資します。
運用益を年5%とすると、同じ期間で積み立てる額は・・・
(*運用益は年や投資対象によっても変わりますが、世界の株価を考えると5%は非現実的な数字ではないと思います)
500万円ためるには、
16年間で毎月約17000円
19年間では毎月約13000円。
これなら貯金できそうです。
1600万円の場合では、
16年間で毎月約54500円
19年間では毎月約42000円となります。
いずれにしても高額ですが、貯金と比べるとかなり少額であることが分かります。
もちろん幼稚園から出費はスタートするので、全額を運用できるわけではなく、上記のようにうまくいくとは限りません。
一方で、コツコツ預金で増やしていくよりは、長期間運用のメリットを生かして投資することはメリットがあると思います。
投資をするならジュニアNISAで始める
子どもの教育費用のために投資を始めるならジュニアNISAを活用しましょう。
2023年まで積立可能で、年80万円まで非課税で運用益が得られます。
2020年に始めれば合計320万円まで非課税にできます。
2023年以降は廃止されますが、それ以降、20歳までの間に売却すれば課税されないというお得な制度です。
20歳以前で売却しても課税されることはありません。
証券口座と紐づけるならネット銀行
ジュニアNISA開設には証券口座に加えて銀行口座の紐づけは必須ですが、ネット銀行を開設するのがおすすめです。
ネット銀行のメリット
・紙の申込書、印鑑不要。
・窓口に行く必要がなく、すべてネットでの申し込みで完結。
・ATMはコンビニ等で使用可能。多くの場合一定回数まで手数料無料。
・振込手数料も一定回数まで無料。
・証券口座への即時入金も便利。
まとめ
・子どもの教育費用は高校卒業までに公立でも500万円。私立なら1600万円。
・貯金でコツコツ貯めるよりもコツコツインデックス投資がおすすめ。
・子どものために投資をするならジュニアNISAを。
・ジュニアNISAにはネット銀行口座の開設がおすすめ。
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