一括投資と分散投資|機会損失とは?暴落による損失との違い

増益と損失 投資基礎

投資を始めたくてお金を貯めた。余剰資金で投資を始めたい。

その時に困るのが一括で投資するか、分散して投資するかです。

ボクも今余裕資金をどうやって投資しようか迷っているんだ

じゃあ今回は一括投資と分散投資のメリット、デメリットを見ていこう。

一気に全額投資するか、少しずつ投資していくかっていうこと?

そうそう。キーワードは暴落時の損失と機会損失だよ。長期投資を前提にしてるからインデックス投資で考えていくね。。

この記事を読んでほしい方
  • まとまった余裕資金があるけど一括で投資するか分散投資するか迷っている方。
  • 通常の損失と機会損失の違いを知りたい方。
この記事のポイント
  • 論理的に考えると一括投資。感情的に考えると分散投資。
  • 機会損失とは手元に現金を持っておくことで、投資をしていた際に得られたであろう運用益を得られないこと。
  • 機会損失は精神的にはダメージが少ないので、分散投資するのも一つの方法

一括投資、分散投資どっちにしたらよい?

手元に投資のための余剰資金がある方は、余剰資金を一括で投資に回した方がいいのか、分散させて投資に回した方がよいのか、迷っている方も多いと思います。

積立分散投資

一括投資と分散投資

余剰資金を一括投資するか、少しずつ分散投資するか。

投資を始める多くの人が悩むポイントです。

本当は大きな資産がないときから収入の一部をコツコツ積み立てするのが良いのでしょうが、今まで投資をしてこなかった人で現金が貯まってしまった方もいると思うのでなかなか難しい問題です。

考える際にポイントとなるのは論理的に考えるか、感情的に考えるかです。

一括投資か、分散投資か考えるポイントは論理的に考えるか感情的に考えるか

一度シミュレーションしてみる

一括投資した場合と分散投資した場合に分けてシミュレーションしてみましょう。

インデックスの株式投資信託だと思ってください。

状況は株価が右肩上がりの時と下がって低迷しているときの2パターンに分けられ、以下のようなパフォーマンスになります。

例えば100万円を1万円の投資信託に一括投資した場合と10回に分けて分散投資した場合に分けます。

スタートの評価額はいずれも1万円です。

右肩上がりの評価額

右肩上がり

下がって低迷する評価額

下がって低迷

株価の状況 一括投資の最終リターン分散投資の最終リターン
右肩上がり140万円 (+40%)114万円 (+14%)
下がって低迷85万円 (-15%)103万円 (+3%)

株価が右肩上がりのときは一括投資の方がパフォーマンスが良いです。

一方で、株価が下がっているとき、低迷しているときは分散投資の方がパフォーマンスが良いです。

  • 株価が右肩上がりのときは一括投資の方がパフォーマンスが良い
  • 株価が下がって低迷しているときは分散投資の方がパフォーマンスが良い

一括投資と分散投資|ポイントは論理的に考えるか、感情的に考えるか

感情的になる

まず論理的に考えます。

インデックス投資は長期で上昇していくという前提です。

参考記事:インデックス投資は長期的にみると最適な投資手法

徐々に上昇していくというのは歴史が証明しています。(未来も絶対そうなるとは言えませんが、確率が高い)

であれば先ほどのシミュレーションの右肩上がりの確率の方が高いということになります。

長期で上昇するのであれば資金を早いうちに投入した方が得です。

続いて感情的な面を見ていきます。

インデックス投資は長期で上昇していくとは言え、暴落が来て株価が低迷する時期もある。

その場合、最初に一括投資すると投資初期で含み損となり、その損が続く可能性がある。

株価が暴落、低迷する場合は、資金を少しずつ分散投資する方がダメージは少ない。

ダメージが少ないだけで”ない”わけではありません。分散投資でも暴落時は含み益になる可能性はあることは頭に入れておきましょう。

参考記事:インデックス投資の王道:積立投信はとっても簡単

  • 株価は長期で上がっていくものなので、理論的に考えると一括投資がよい。
  • 短期的には暴落の可能性もあるので、精神的に安定したいなら分散投資。

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暴落による損失と機会損失

損失

暴落による損失はイメージが湧きやすいです。

特に一括投資した際に短期的には暴落があった場合運用損が出てきます。

機会損失はイメージが湧きにくいかもしれませんが、本来得られたはずの利益が得られないことです。

資金がたくさんあるに、一括投資せずに分散投資し、株価が右肩上がりだった場合は投資していない分は運用益を得られず、機会損失が生じることになります。

つまり、機会損失とは手元に現金を持っておくことで、投資をしていた際に得られたであろう運用益を得られないことです。

金額的には減っていないので精神的なダメージはないですが、評価額が下がったときの損失と同様に損失であると考えることができます。

  • 機会損失とは現金として保有し、投資していた際に得られたであろう運用益を得られないこと。

投資は理論だけではなくて感情も重要

安心

インデックス投資が右肩上がりならば一括投資が良いというのが理論的な考え方です。

過去のデータから期待値を計算しても一括投資の方がパフォーマンスはよいでしょう。

でも論理的に考えられないのが投資です。

短期の下げで精神的に不安定になり、狼狽売りしてしまう人も多いです。

期待値は低くなりますが、より精神的に落ち着いて投資ができるよう、リスクの低い分散投資で始めるのも正解だと思います。

例えば、初心者ほど短期的な値動きに慣れていないので、心穏やかに投資したい場合は分散投資です。

自分の性格や経験、資産状況によって決めましょう。

  • 投資はいつも論理的に考えられるとは限らない。
  • より精神的に落ち着いて投資ができるよう、リスクの低い分散投資で始めるのも正解。

まとめ|一括投資、分散投資どっち?機会損失とは?

この記事のポイント
  • 論理的に考えると一括投資。感情的に考えると分散投資。
  • 機会損失とは手元に現金を持っておくことで、投資をしていた際に得られたであろう運用益を得られないこと。
  • 機会損失は精神的にはダメージが少ないので、分散投資するのも一つの方法

どっちを選ぶかはその人の性格や資産状況によります。

とくに初心者は投資を論理的にできないことが多いです。

初心者ほど短期的な値動きに慣れていないので、心穏やかに投資したい場合は分散投資がいいでしょう。

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