老後のための投資といえばインデックス長期投資。
リタイヤ後に少しずつ取り崩して生活水準をキープしたい・・・。
そんな風に考えている方もいると思います。
ボクもインデックス投資を始めたよ。
でも最近「高配当株投資」も気になっていて・・・。どっちがいいのかな。
どっちも一長一短があるよ。
今回は高配当株投資とインデックス投資のメリット、デメリットを見ていこう!
老後のために資産を築く方法はインデックス投資だけではありません。
もう一つの代表格が「高配当株投資」です。
そこで今回は 高配当株投資 vs インデックス投資 ということで、それぞれのメリットとデメリットを見ていきましょう。
高配当株投資のメリット・デメリット
インデックス投資はやっぱり不安
老後までインデックス投資で資産を築き、4%ルールで取り崩す。
頭では分かっているけど、やはり取り崩しは落ち着かない・・・。
生活費が資産の4%で賄えなかったら・・・暴落が起きたら・・・
あと何年生きるかわからない・・・
そんなあなたは高配当株投資がいいかもしれません。
高配当株投資のメリット
定期的な安定収入
高配当株投資はその名の通り、配当金を目的にした投資で、株を売ることなく定期的に決まった額の収入が見込めます。
そう、インデクス投資のように使う段階になって取り崩しとならず、気持ち的にはかなり安定して収入が得られます。
ETFもあるよ
高配当株投資って難しそう・・というイメージかもしれませんが、簡単な方法もあります。
米国株なら高配当株を寄せ集めたSPYDなどのETFがあるので、考えなくても分散投資かつ高配当株の恩恵が受けられるのです。
高配当株投資のデメリット
減配リスク
でもやっぱりデメリットはあるわけで・・・
減配リスクがあります。
高配当株だからと言っていつまでも魅力的な配当が貰えるとは限らない・・・
業績が悪くなれば当然減配のリスクがあります。
株価の暴落、暴騰
業績が落ちれば当然株価も落ちます。
配当金を受け取る目的とは異なりますので、気にしてはいけないのですが、やっぱり気になります。
また、不景気で暴落した場合は減配もありえます。
また、株価が暴騰した場合も、売却益を得たくなりますが、配当金のためにはホールドする強い気持ちも必要となります。
もちろん、株価が上がって配当利回りが想定より下がった場合は、売ることを考える必要があるかもしれません。
日本市場の場合よいETFがない
メリットで説明したように、米国株の場合はSPYDなどの高配当株のETFがあるのですが、日本株の場合はよいETFや投資信託がないので、自分で個別株を買ってポートフォリオを作ることになります。
個別株をそろえるのには資金も必要になりますし、何よりも経験が必要になり、かなり難易度が上がります。
再投資の効率が悪い
貯めるフェーズの話ですが、複利を利用するために、配当金を再投資することは必須となります。
しかし、配当金受取時に税金がかかります。(配当金の20%)
インデックス投資の投資信託だとこれが基本的にかからないため、高配当株投資にとってはデメリットとなります。
対するインデックス投資は
高配当株投資より高いリターンが期待できる
高配当株は基本的に成熟企業が多いので、どうしても市場全体の成長よりも劣ることが多いです。
また、インデックス投資の投資信託を利用すれば、再投資の際の税金もかからず、複利の効果を最大限に利用できるため、リターンも大きくなります。
ほったらかし投資が可能
積立投資などで定額入金を設定しておけば、あとは基本的にほったらかし、すべて忘れて大丈夫です。
高配当株投資の場合は、配当利回りの確認や再投資の作業など、気にしなければならないことがあり、完全に放置までとはいきません。
インデックス投資のデメリット
やはり使う段階になったときに取り崩しが必要ということでしょう。
運用している残り資産のリターンよりも取り崩し額が大きいと気持ち的に安心できません。
そこで4%ルールが出てくるわけですが、これを安定的に守ることができるかというのがポイントとなってきそうです。
高配当株投資 vs インデックス投資 老後の生活のために有利なのはどっち?
「高配当株投資 vs インデックス投資 老後の生活のために有利なのはどっち?」ということで考えてきましたが、インデックス投資で資産を築き、4%ルールで取り崩すという方法を推します。リターンを考えるとインデックス投資の方が有利です。
デメリットは取り崩すという精神的な問題になってきますので、しっかりと4%ルールを適用して残り資産を活用することで、長期間資産を維持したまま生活ができると思っております。
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