ポイント投資とは、その名の通り貯めたポイントを投資に回せる嬉しいサービスのことです。
ポイントを使って投資信託などの投資商品の購入が可能となっています。

Tポイントに楽天ポイント。確かにポイントで投資できると使い道に困らないから助かる!

そうだね、今回はポイント投資ができるSBI証券と楽天証券をみていこう。
メリットも多いけどデメリットもあるからしっかり確認しよう。
今回は、ポイント投資ができる2大ネット証券会社で比較します。
また、インデックス投資の積立で使う投資信託を中心に比較していきます。
SBI証券と楽天証券を紹介します。
- SBI証券と楽天証券でポイント投資ができ、利用した方がお得
- ポイント投資にはメリットが多いが、注意点もあるので、よく確認しておくようにしよう。
ポイント投資とは

ポイント投資とは、その名の通り貯めたポイントを使って投資することができるサービスです。
具体的には、株式や投資信託についてポイントを使用して購入することができます。
投資に使えるポイントはTポイントや楽天ポイント、dポイント、pontaポイントなどがあります。
SBI証券

Tポイントが貯まる、使える

マイレージサービス 取引でポイントが貯まる
SBI証券では投資信託や国内株式、金・プラチナなどの購入時にTポイントを貯めることができます。
投資信託は投信マイレージというサービス名称で、対象投資信託の月間平均保有額が、1,000万円未満で年率0.1%相当のポイント、1,000万円以上で年率0.2%相当のポイントが付与されます。
ただし、主なインデックス投資信託については、還元率が低く設定されているので注意が必要です。
投信マイレージサービスポイント付与率一覧から保有のインデックス投資信託をご確認ください。
例えば、”eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)”だと保有金額にかかわらず0.03%となってしまいます。”SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド”なら0.02%です。
”eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)”を100万円保有で年間300ポイントとなります。
投資信託の買付にTポイントが使用可能
投資信託の買付代金にTポイントが利用可能で、1ポイントから利用可能で、利用上限はありません。
通常のTポイントなら他のサービスで貯めたポイントでも買付可能です。対象店舗での支払いで貯めたり、Yahoo!などのサービスで貯めることができます。
また、特定、一般口座だけでなく、通常NISAやつみたてNISA口座でも使用可能で、使用の幅は広いと言えます。
ただし、期間限定Tポイントは使用できないため、注意が必要です。
Vポイントが貯まる、使える

また、投資信託を三井住友カードで購入すれば、Vポイントが貯まります。
Vポイントは200円に1ポイント貯まりますので、例えば5万円の購入で250ポイントを得ることができます。
貯めたVポイントは1ポイント1円として投資信託の購入に使用できます。
ただし、このサービスは2021年6月開始で、Vポイントの取得は三井住友カードを使えば可能ですが、投資信託のVポイント購入には条件があり、三井住友カード経由でSBI証券の口座開設をしなければなりません。
一方でVポイントをクレジットカードの支払いに充てることで、間接的にVポイントを投資に回すことができます。
楽天証券

楽天ポイントが貯まる、使える

投資信託保有残高によって楽天ポイントが貯まる
楽天証券でも SBI証券 同様、月間保有金額に応じてポイントがもらえます。
楽天の投信保有に応じたポイント付与サービスは2種類あり、”ハッピープログラム”と”投資信託資産形成ポイント”があります。
“ハッピープログラム”は、楽天銀行と楽天証券を連携している方向けのサービスで、投資信託保有以外にもポイントがもらえるサービスです。 詳しくはこちら。
一方で、”投資信託資産形成ポイント”は投資信託を保有していれば楽天銀行との連携なしでもらえるポイントです。
この2つはどちらかしか選択することができません。
どちらを選べば有利になるかは保有金額によって異なりますが、おおよそ10万円で4ポイントとなっています。 比較はこちらでできます。
ただし、SBI証券と同じく、 主なインデックス投資信託については、還元率が低く設定されているので注意が必要です。
楽天カードで投資信託を購入して楽天ポイントが貯まる
楽天カードで投資信託積立を設定すれば、100円当たり1ポイント得ることができます。
楽天カードでの積立可能金額は5万円までですので、最大で毎月500ポイントです。年間で6000ポイントとなります。
特定、一般口座、一般NISA、つみたてNISAで使用可能です。
楽天ポイントで投資信託を購入可能
投資信託の買付代金に楽天ポイントが1ポイントから利用可能で、1回の利用上限は3万ポイントです (月当たりの利用上限は10万ポイント。ダイヤモンド会員であれば50万ポイント)
通常の楽天ポイントなら他のサービスで貯めたポイントでも買付可能です。対象店舗での支払いで貯めたり、楽天のサービスで貯めることができます。
また、SBI証券同様、特定、一般口座だけでなく、通常NISAやつみたてNISA口座でも使用可能で、使用の幅は広いと言えます。
ただし、こちらも期間限定楽天ポイントは使用できないため、注意が必要です。
ポイント投資のメリット、デメリット
最後にポイント投資自体のメリット、デメリットを見ていきましょう。
メリット、デメリットをちゃんと理解したうえでポイント投資を始めるとよいと思います。
ポイント投資のメリット

1.投資金額に対してポイントを獲得でき、追加の投資が可能となる。
通常の投資では現金を投資して終わりですが、ポイント投資であれば、その投資で得たポイントを追加投資できます。
2.長期運用に回せば獲得したポイントをそのまま他の商品に使用するよりも、増える可能性がある。
ポイント投資をすることで、ポイントの元手より増える可能性が高いです。これは現金での投資と同じですね。
3.本来持っている現金とは別なので、投資で減ったとしても精神的ダメージが少ない。
現金を使わずに投資ができるため、投資は元本割れの恐れがあるので怖いという方にもおすすめ。
現金を減らすリスクを負うことなくにポイントを使って投資ができます。
4.ポイントの使い道に困らない
ポイントを貯めても使い道に困ることがありません。 ポイントが貯まったときに機械的に投資に回せば期限切れもなくなります。
ポイント投資のデメリット

1.投資金額に対して還元率が低い。
もちろん投資金額に応じてポイントがもらえるのはありがたいですが、還元率はやはり低く、想定している利回りのごく一部となります。
2. 購入できる額が小さいので、購入した株や投資信託が値上がりしても恩恵が小さい
1の理由から、投資ポイント自体が少ないので、値上がり益のポイント分もかなり少なくなります。
3.期間限定ポイントは使用できない。
Tポイントも楽天ポイントも期間限定ポイントは投資信託の購入に使用できません。
特に楽天ポイントはポイントアッププログラムやキャンペーン時に多く獲得でき、期間限定ポイントがポイント全体のかなりの割合になることもありますが、投資には使用できません。
4.運用に失敗すれば、獲得したポイントをそのまま使うよりも損をする。
現金と同じですが、当然運用に失敗すれば、元のポイント分よりも少なくなります。
5.ポイントを貯めたいからと言って無駄なものを購入したり、ほかの店やサイトの方が安いのに貯めたいポイントがもらえる方を選択してしまう可能性
ポイントを獲得したいばかりに不必要なものや高いものを購入してしまい、トータルで損をしてしまうこともあります。 頭では分かっていても、ポイントがもらえるというだけで、気持ちが傾いてしまうという方も多いと思います。
やらないと損? 2大ネット証券のポイント投資について紹介|まとめ
SBI証券と楽天証券でポイント投資の紹介をしましたが、もちろん使用した方がお得です。
ポイント投資にはメリットが多いですが、注意点もあるので、よく確認しておくようにしましょう。
参考記事:ついに開始!SBI証券 クレジットカードで積立投信はお得か?
参考記事:ついに開始!SBI証券で投資信託のクレジットカード積立方法を解説
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