楽天証券のポイント還元率改悪!?SBI証券が優位に?

ポイント投資

楽天証券のポイント付与について改悪が続いています。

楽天証券といえば、投資信託のクレカ積立、投資信託の保有に応じたポイント付与など投資と同時にポイントがもらえるお得な特典があるよね。

嬉しい特典だったけど最近楽天証券からポイント付与の改悪のニュースが続いているよ・・。

え~?!そうなの?

楽天といえばいろんなサービスでポイントザックザクがメリットだったのに・・・。

お得感は薄れてしまったけど新たにスタートするサービスもあるよ。

サービスの変化に合わせて利用者も戦略を考えないとね。

楽天証券のポイント付与改悪?
  • 楽天証券のポイント付与ルールが改悪
  • 一方で新たなサービスも開始
  • SBI証券はポイント付与ルールに大きな変更なし。投信お引越しキャンペーンで攻勢。

参考記事:とっても簡単!ポイント投資の比較|Tポイント、楽天ポイント、Vポイント、PayPayボーナス

楽天証券のポイント付与ルールの変更と新規サービス

楽天証券のポイント付与のルールの変更の発表がありました。

  • 楽天カードクレジット決済でのポイント還元率が悪化
  • 投資信託残高への毎月のポイント付与が廃止
  • 楽天証券のSPU条件が変更
  • 楽天証券とのマネーブリッジの優遇金利低下

一方で新たなサービスの発表もあります。

楽天証券の新サービス
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/info/info20220201-02.html
  • 楽天キャッシュ決済で投資信託購入で0.5%還元
  • 「家族プログラム」の開始
  • 「ラ・クーポン」で手数料割引などのクーポン発行開始
  • トウシルの記事を読んでポイント獲得。学べるポイントサービス開始

楽天証券のポイント付与の改悪??

楽天カードクレジット決済でのポイント還元率が悪化

楽天証券のクレカ積立還元率変更
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/info/info20220201-01.html

2022年8月買付分までは楽天証券の投信積立楽天カードクレジット決済は還元率1.0%です。

2022年9月からはこの還元率が銘柄によって異なり、1.0%または0.2%となります。

0.2%となるファンドの条件は以下のようになっています。

信託報酬のうち販売会社が受け取る手数料(代行手数料)が年率0.4%(税込)未満のファンド

ほとんどの優良インデックスファンド(eMaxis Slimシリーズ、楽天VTなど)はこの条件に含まれており、還元率は0.2%となります。

参考記事:マネックス証券でも投資信託のクレジットカード買付開始|還元率1.1%!!

参考記事:ついに開始!Vポイントを貯めよう|SBI証券で投資信託のクレジットカード積立方法を解説

投資信託残高への毎月のポイント付与が廃止に

投資信託保有ポイントはハッピープログラムか投資信託資産形成ポイントを選択でき、これまでの目安は「残高10万円ごとに3~10ポイント(※対象月の月間平均残高で計算楽天証券のSPU条件変更)」でした。

2022年4月からの変更後はハッピープログラム、投資信託資産形成ポイントいずれも

毎月末時点の投資信託の残高が、2022年4月末以降にはじめて下記の一定の金額に到達した場合に、所定の楽天ポイントを進呈

具体的には以下の金額に到達した際にポイント進呈となり、各タイミングで1回限りとなります。

各ファンドごとではなく、すべて(対象外ファンドを除く)の投資信託の残高の合計金額にて判定となります。

投資信託保有ポイント(ハッピープログラムまたは投資信託資産形成ポイント)の付与ルール変更
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/info/info20211227-02.html

楽天銀行|楽天証券とのマネーブリッジの優遇金利低下

楽天銀行優遇金利の低下
https://www.rakuten-bank.co.jp/info/2021/211227.html

楽天証券と楽天銀行の口座を両方保有している方はマネーブリッジという設定をするだけで、銀行の普通預金の金利がアップするというお得なサービスがあります。

2022年3月までは普通預金残高に関係なく一律、年0.10%(税引後年 0.079%)で優遇金利が設定されていましたが、2022年4月からは・普通預金残高によって以下のように異なる優遇金利が適用されます。

普通預金残高300万円以下の部分:年0.10%(税引後年0.079%)

普通預金残高300万円を超える部分:年0.04%(税引後年0.031%)

楽天銀行の普通預金に300万円を超えて預けている方は改悪、300万円以下であれば影響はありません。

楽天証券で新たにスタートするサービス

今回のポイント付与ルールの変更は改悪と言われていはいますが、新たに始まるサービスもあるのでチェックしていきましょう。

楽天証券の新サービス
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/info/info20220201-02.html

楽天キャッシュ決済で投資信託購入で0.5%還元

2022年6月下旬より投信積立での楽天キャッシュ決済を開始します。

楽天キャッシュを利用した投信積立の上限は月5万円で、楽天カードクレジット決済の月額5万円に加えて、合計10万円までポイント還元対象として投資できます。

楽天キャッシュとは?

楽天キャッシュは、楽天経済圏で使うことができるオンライン電子マネーです。楽天市場などのインターネットショッピングモールや、楽天ペイアプリを通じて街のお店で利用できます。楽天ペイアプリで楽天カードや楽天銀行の預金口座、フリマアプリ楽天「ラクマ」の売上金、楽天ウォレットアプリでビットコインなどの暗号資産(現物取引)からのチャージが、それぞれ手数料無料で行えます。

https://www.rakuten-sec.co.jp/web/info/info20220201-01.html
楽天キャッシュのポイント還元
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/info/info20220201-02.html
楽天キャッシュ決済開始記念キャンペーン還元率最大1.0%
  • 投信積立で楽天キャッシュを利用すると、利用額の0.5%分の楽天ポイントが貯まるキャンペーン。楽天カードからのチャージ額に対する0.5%のポイント還元と合わせて、キャンペーン期間中は最大1.0%還元。

   キャンペーン対象期間:2022年8月買付分~12月買付分まで(予定)

「家族プログラム」の開始

楽天証券の家族プログラム
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/service/family_program/

2022年5月から家族プログラムが開始します。

家族プログラムの特典は以下の3つで対象者は1親等以内の家族です。

  • 超割コース ポイントプログラムのポイント進呈率が+1倍
  • 投資信託残高達成時進呈ポイント(投資信託資産形成ポイント・楽天銀行ハッピープログラム)の+10%を追加進呈
  • 「ラ・クーポン」や楽天グループの各サービスで使えるスペシャル特典

「ラ・クーポン」で手数料割引などのクーポン発行開始

楽天証券で使えるRaCoupon(ラ・クーポン)
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/info/info20220201-02.html

2022年夏ごろからRaCoupon(ラ・クーポン)が、楽天証券の取引でも使えるようになります。

詳細はまだ発表されていませんが、手数料が割引になるクーポンということで、手数料のかかる投資対象を購入している方には気になる特典です。

トウシルの記事を読んでポイント獲得。学べるポイントサービス開始

トウシルの記事を読んでポイント獲得
https://media.rakuten-sec.net/articles/-/35315

2022年夏ごろから楽天証券のスマホ向け情報配信アプリ「トウシル」で記事を読むとポイントが付与されます。

こちらも付与ポイント数などはまだ発表がありませんが、勉強しながらポイントを貯められるのは嬉しい特典です。

SBI証券の攻勢

SBI証券
https://www.sbisec.co.jp/ETGate

楽天証券のポイント付与ルール変更は、新しい特典はあるものの、全体としては改悪になる人が多いです。

その状況をみて、SBI証券では投信お引越しキャンペーンを実施するなど攻勢をかけています。

クレカ積立のポイント付与や投資信託保有に応じたポイント付与も付与率を高いレベルで維持する予定とのことです。

投信お引越し

SBI証券の投信お引越しプログラム
https://www.sbisec.co.jp/ETGate/WPLETmgR001Control?OutSide=on&getFlg=on&burl=search_fund&cat1=fund&cat2=none&dir=info&file=fund_ikan_program_01.html

楽天証券など他の証券会社から投資信託を移管した場合の手数料をSBI証券が負担してくれるキャンペーン実施中です。

楽天証券のポイント改悪後にキャンペーンを打ち出しているので明らかに意識していると思われます。

SBI証券の方が総合的にみてポイント還元率が高いですし、移管手数料も戻ってくるので、検討してみるのもいいと思います。

SBI証券のクレカ積立

SBI証券 X 三井住友カード
https://go.sbisec.co.jp/lp/sbixsmcc_211213.html

SBI証券のクレカ積立は三井住友カードで設定でき、通常カード0.5%, ゴールドカード1.0%,プラチナカード2.0%の還元率です(月5万円まで)。

参考記事:ついに開始!SBI証券 クレジットカードで積立投信でVポイント付与はお得か?

上記参考記事を書いた時点では、通常カードでは楽天証券のクレカ積立の還元率の方が高かったですが、付与ルールの変更で構図が変わっています。

手数料の低いインデックス投信では、通常カードであってもSBI証券の方が、有利になります。

投信保有に応じたポイント付与

SBI証券は投資信託保有金額に応じたポイント付与を実施しています。

月間の保有額に応じてポイント付与(保有していれば毎月ポイントがもらえる)され、例えばemaxis slim 全世界株式オールカントリーなら年率で0.0420%の還元率です。

参考記事:SBI証券の投信マイレージの付与率はお得?

楽天証券と比べて投信保有による還元ポイントはあまり差がありませんでしたが、こちらも楽天証券の付与ルール変更でSBI証券が有利となります。

参考記事:SBI証券のえらべるポイント投資でできること|Tポイント・Pontaポイント・Vポイント・dポイント

楽天証券は終わりなのか→有用性は十分にある

楽天証券のポイント還元率は確かに下がりましたが、ポイントはあくまでもおまけ。楽天証券の高い評価は変わりません。

還元率に関しては楽天キャッシュなどで高めることができますし、株や投信の低い手数料、ネット証券の優位性、業界随一の口座数など魅力も多いです。

SBI証券がポイント還元に関しては有利という状況で、引っ越しの選択肢もありますが、1つの証券会社で運用するリスクも考慮し、両方口座を持ち、積み立てていくのが正解かもしれません。

参考記事:やらないと損? 2大ネット証券のポイント投資について紹介

参考記事:SBI証券と楽天証券|投資信託のポイント特典3選を比較

まとめ|楽天証券のポイント還元率改悪!?SBI証券が優位に?

楽天証券でポイント還元率が改悪されました。それにより、SBI証券の優位性が高まっています。

一方で、ポイントはあくまでもおまけ。楽天証券はまだまだ利用価値はありますので、口座をキープしつつバランスよく投資していきましょう。

楽天証券のポイント付与改悪?
  • 楽天証券のポイント付与ルールが改悪
  • 一方で新たなサービスも開始
  • SBI証券はポイント付与ルールに大きな変更なし。投信お引越しキャンペーンで攻勢。

参考記事:楽天ポイント投資のデメリット/注意点|期間限定ポイント、他ポイントからの移行は対象外

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