ロボアドバイザーについては以下の記事で紹介し、とっても簡単で王道の運用ができる初心者にとってはいい方法とお伝えしました。
一方でロボアドバイザーにはいろいろな種類があり、どれを選んだらよいかわからない、という方も多いかと思います。
そこで今回は選び方のポイントと各ロボアドバイザーの特徴について紹介したいと思います。
主なロボアドバイザー
Wealthnavi
最大手。預かり資産2000億円以上。口座数26万口座。(2020年2月時点)
Theo
「お金のデザイン」が提供。多彩な運用コースでリスクによって選択肢多数。手数料の長期割も大きい。
楽ラップ
「楽天証券」が提供。手数料が安く、固定報酬と成果報酬併用から選べる。投資対象は投資信託。
選び方のポイント
選び方のポイントは以下です。
- 投資対象
- 手数料
- 最低投資金額
- 自動リバランス
- 税金最適化機能
- 実績
ロボアド | Wealthnavi | Theo | 楽ラップ |
---|---|---|---|
投資対象 | 米国上場ETF | 米国上場ETF | 投資信託 |
手数料 | 0.9 ~ 1.0% | 0.65 ~ 1.0% | 0.715% |
信託報酬 | 0.1 ~ 0.14% | 非公表 | 0.1~0.3% |
信託財産留保額 | ー | ー | 0~0.3% |
最低投資金額 | 10万円 | 10万円 | 1万円 |
自動リバランス | あり | あり | あり |
税金最適化 | あり | あり | なし |
実績 | 〇 | △ | △ |
投資対象
WealthnaviとTheoは米国上場ETFを組み合わせてポートフォリオを組んでおり、楽ラップは投資信託でポートフォリオを組んでいます。
よって、WealthnaviとTheoは原則為替ヘッジがありませんので、為替の影響があります。一方で楽ラップの選択投資信託は為替の影響を考慮した運用をしているとのこと。
手数料
WealthnaviとTheoは基本1%です。ただ、どちらも長期割があり、Wealthnaviが0.9%まで、Theoは0.65%まで下がります。 楽ラップは固定報酬型で0.715%です。
上記コストにいずれのロボアドにもETFや投資信託の信託報酬がプラスされます。(いずれも0.1 ~0.25%程度と思われます)。 楽ラップの場合信託財産留保額がかかることもあるようです。
手数料ではTheoが一歩リードといった感じでしょうか。
最低投資金額
WealthnaviとTheoが10万円。楽ラップが1万円。 楽ラップが一番手軽に始められますね。
自動リバランス
いずれのロボアドバイザーも自動リバランスは標準装備です。
税金最適化機能
売買で発生した損益と利益を相殺させて、税金の支払いを先送りにします。これにより、手元資金を増やし、投資効果を向上させます。
WealthnaviとTheoに備わっており、楽ラップにこの機能はありません。
実績
これまでの運用実績はリスク許容度にもよりますし、先のことはなかなか予測も難しいので、実績で判断するのは危険な気もしますが、Wealthnaviがこれまでの運用実績でいうと良いみたいです。
Wealthnaviは何といっても最大手で運用金額や口座数もNo.1なので信頼性という意味ではWealthnaviでしょうか。
まとめ
- 機能的には大きな違いはない。
- 手数料を重視したいならTheoがおすすめ
- 手軽に始めたいなら楽ラップ
- 運用金額などの信頼性を考えるとWealthnavi
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