奨学金の繰り上げ返済はするな!余剰金は投資に回すのが正解!

節約

奨学金は有効活用すればお金のない学生でも希望する学校に入って勉強することができます。

奨学金は将来の可能性を広げてくれる必要なものです。

特に日本学生支援機構の奨学金を借りる方は多いでしょう。

しかし、使い方や卒業後の状況によっては重荷になることもあります。特に毎月の返済は地味に効いてきます・・・

そこで、繰上返済や一括返済を考える方も多いと思います。

現金が残っているから奨学金一括返済しちゃおうかな。借金と同じだからね。

ちょっと待って!繰り上げ返済や一括返済する前に今の状況を考えてみよう。

返済は早ければ早い方がいいわけではないの?

借りている金利を考えると投資した方が得かもしれないよ。

繰り上げ返済すべき人、状況、また、繰り上げ返済すべきでない人、状況について考えてみるよ。

奨学金は安易に繰上や一括返済をしない方がよい場合がほとんどですのでよく考えてから実施しましょう。

今回は繰り上げ返済すべき人、状況、また、繰り上げ返済すべきでない人、状況について考えてみました。

インフレや、投資に回した際のリターンが考えるうえでのポイントとなります。

合理的に考えると繰り上げ返済はしなくてよい

繰り上げ返済すべきでない人

正解

さっそく繰り上げ返済すべきでない人から考えていきます。

繰り上げ返済すべきでない人
  • 無利子の奨学金を借りている人
  • 繰上返済したときに余裕資金のほとんどがなくなる人
  • 余裕資金の大部分を投資に回すことができ、利子以上のリターンが得られる場合

無利子の奨学金を借りている人

無利子の場合は繰り上げ返済はやめておきましょう。

無利子の場合、繰り上げ返済しようがしまいが合計の返済額は同じです。

お金の価値は年々下がっていく(インフレ)と考えると、今の1万円将来の1万円は価値が異なります。

インフレを前提に考えると、将来の1万円のほうが価値は小さいので今一括で返すよりは、将来にわたって返済していった方が得です。

繰上返済したときに余裕資金のほとんどがなくなる人

有利子の奨学金を借りている人でも、無理して一括で返済することは望ましくありません。

余裕資金をほとんど返済に使ってしまえば、突然の出費にも耐えられなくなりますので無理をして繰り上げ返済することは危険です。

繰り上げ返済で得られるメリット以上のデメリットが生じては元も子もありません。

余裕資金の大部分を投資に回すことができ、利子以上のリターンが得られる場合

また、奨学金の利子よりも高いリターンで運用できる場合は、繰り上げ返済せずに、その資金を投資に回すべきでしょう。

そんなリターン期待できないと思うかもしれませんが、奨学金の利率は現在固定でも0.3%程度、変動なら0.01%と超低利率です。

一方、一般的に株式のインデックス投資をすれば年平均4~5%は現実的な数字ですので、大きく上回ります。

もちろん、毎年これだけの年利が得られるわけではないですが、10年20年と考えると投資した方が断然得です。奨学金も10年20年かけて返すものですし。

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繰り上げ返済すべき人

間違い

続いて繰上返済すべき人をみていきましょう。

繰り上げ返済すべきでない人
  • 投資などにまわした後でも現金で持っている資産が十分にあるとき
  • とにかく負債を抱えている状況はいやだという人

投資などにまわした後でも現金で持っている資産が十分にあるとき

まず第一の条件が有利の奨学金であること。当然将来の利子をなくすための一括返済ですので、この条件は必須です。

第二に投資など資産運用したうえでの余剰資金が十分にあること。

前述の通り、奨学金は低利率。一括返済できる資金があるなら投資に回すべきです。

一方で、余裕資金すべて投資に回すわけではない、投資はするけど、一括ではなく分割投資したい方一定期間現金で持っている資産にまだ余裕がある場合です。

こういう方は一括返済に向いているのではと思います。

とにかく負債を抱えている状況はいやだという人

余剰資金があり、計算上は投資に回した方がいいと理解している、しかしとにかく負債を抱えているのは嫌だという方。一刻も早く返済したいという方。

合理的ではないですがそれも一つの考え方です。

一番自分が安心する方法を選択するのも大事だと思います。

まとめ

合理的に考えると繰り上げ返済はしなくてよい

合理的に考えると繰り上げ返済すべき人はかなり限られてくると思います。

紹介した繰上返済すべき場合もどちらかというと感情的に考え、繰り上げ返済した方が精神的に安定するという理由です。

繰り上げ返済される方は実施する前に一度立ち止まって考えましょう。

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