投資信託を選ぶときにこんなことを考えていませんか?
・難しそうで複雑な方針なので儲けられそう。
・成長しそうな業界に特化しているので得しそう。
・手数料が高いということは信頼できるファンドだから安心。
そんな考えの方、もしかしたら損をしているかもしれません。
投資信託は複数のインデックスファンドを選ぼう
じゃあ結局どの投資信託を選べばいいの?っていう方も多いと思います。
結論を言いますと、”インデックスファンドを購入”となります。
インデックス投資については「インデックス投資は長期的にみると最適な投資手法」をご覧ください。
手っ取り早くどのインデックス投資を選べばよいかピンポイントに知りたい、という方は
「おすすめのインデックスファンドを教えてください」をご覧ください。
投資信託を選ぶポイント
投資信託のコスト
例えば以下のインデックスファンドとアクティブファンドを比べると差がよくわかるかと思います。
インデックスファンド
アクティブファンド
上記だと買い付け手数料(購入手数料)についてはいずれもなしですが、信託報酬が0.1%程度と3%以上で大きく開きがあります。
また、インデックスファンドの多くは信託財産留保額(売却時の手数料)がかかりません。
例えば、信託報酬3%の投資信託に100万円投資して1年間保有すると、3万円信託報酬がかかることになります。年利5%で運用しても信託報酬のせいで運用益は2万円となってしまいます。
これが信託報酬0.1%であれば、同じ条件で1年間の信託報酬は1000円となり、運用益は4万9000円となります。
単年で考えても上記のようになりますので、長期保有しようとすると手数料の前提のところでかなりインデックスファンドに分があります。
運用成績
インデックスファンドとアクティブファンドを比べると、アクティブファンドがインデックスファンドを上回る成績を残すのはまれなようです。大体8割くらいのアクティブファンドはインデックスファンドに負けているという話もあります。
例えばS&P 500という米国を代表する企業の株価指数に連動する運用のインデックスとファンドに投資するということは、米国の株式全体に投資するようなものなので、長期的にみれば、成長していく可能性が高いと言えます。
分散投資
ポートフォリオという言葉を聞いたことがあるかと思いますが、保有する(保有を予定している)資産の組み合わせやその比率のことを指します。
よく、卵を1つのカゴにいれずに分散させよう、そうすればカゴを1つ落としても被害が少ないといった話を聞いたことがあるかと思います。
資産といっても株式や債券、不動産など多岐にわたりますのでそれにまんべんなく投資してリスクを下げようという考え方です。
また、地域的にも集中投資は危険です。日本だけとかですとその国の有事の際に影響が大きくなってしまいます。地域の分散投資も意識すべきです。
各国・各資産のインデックスファンドを一つずつ買うのもよし、初めから寄せ集めパックとして販売している投資信託を買うのもよし。
インデックスファンドで分散投資ができるのです。
まとめ:インデックス投資は最適解
コスト
インデックスファンドは信託報酬のみで年0.1%程度
運用成績
インデックスファンドのほうがアクティブファンドより運用成績が良い傾向
分散投資
インデックスファンドで資産、地域の分散が可能
→ 長期投資の際はインデックスファンドに投資しよう
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